土屋トカチ(TSUCHIYA Tokachi)監督作品「フツーの仕事がしたい」(A Normal Life,Please/起來!不願過勞死的人們)公式ブログ。下のカテゴリから入ると読みやすい。
by ordinary_labor
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<   2008年 08月 ( 2 )   > この月の画像一覧

from 谷岡 雅樹さん(映画評論家)

Vシネマ評論等で知られる映画評論家、谷岡 雅樹さん。
谷岡さんが、自身のミクシィ日記上で、
「フツーの仕事がしたい」について記してくださいました。
谷岡さんのご許可を得ましたので
一部、紹介させていただきます。


552という数字をよく知ろう

月の労働時間が最長で552時間。
この数字、信じられますか。

大企業か何か知りませんけど、 (間違いでなければ)
たしか、どこかのテレビ局は、既に69年に
週休3日制が導入されていたと聞きますが、
それでも、今や、週休2日制は当たり前の時代である。
祝日や有給などもあるから、1ヶ月間で言えば、20日間としても、
じゃあ、寝ないで、家にも帰らず、会社に缶詰で起きっぱなしで
20日間働いたとしてどうなるか。 480時間だ。
552時間って、一体どういう労働基準法違反なんだ。

しかしこれが、一般的とは言わないまでも、似たり寄ったりの暴力的な世界が、
昔ながらの女工哀史が、タコ部屋、蟹工船の繰り広げられているのが、
今の日本でさえ、下層(下請けとかノンキャリアとか
ルートやコースから外れたもの)においては、知られずに現存する。

グダグダ言うのはやめよう。
まず何ができるのか。それよりも実は、
これは『フツーの仕事がしたい』というドキュメンタリー映画の中で見たものだ。
552時間働いた男は、皆倉さんという。 土屋トカチ監督にも会ってきた。
よくも撮れたものだ、と思う。
というのも、この552時間働いた者を、
今の日本では、助けたり擁護するどころか、
逆に叩き潰そうとか、見過ごそうとか、
無視しようというものがやたらに多いからだ。
そんなことを撮ってどうするのだ? という空気がある。
それが証拠に、たいていのドキュメンタリーは、
皆倉さんという被写体を放置して、問題を彼に押し付けて逃げる。
しかし本作は、逃げていない。
例によって、学生運動つぶしのときも、伊丹十三の映画のときにも、
長崎市長のときも登場した、(そして実は、一般社会で昔から、
ときどきは意味を持って、しかし今では悪のお手本のように登場している)
やくざ屋さんが、やはり現れる。
しかし、一般社会の人間は、そのやーさんと、
どれだけうまく付き合ってきたのか。
あるときはただただうまいこと利用し、そうでないときには、カネや法律や
国の安全装置を使って、排除するだけではなかったか。
だから、こういうとき、自分が皆倉さんじゃなければ、
もうどうでもよく、できるだけ巻き込まれないようにする。
そういう観客を相手に映画監督というものは巧妙に、
自分もまた皆倉さんと微妙な距離をとり、観客とともに、外野から、
やくざ屋さんや、それと癒着するほとんどやくざ同然の土建会社運送会社、
およびその会社を出しに使うのをおいしいと考える上部の会社、
その上には、大企業がいて、結局矛先がそこに向かわないように、
ただただそういう世の中を憂いて、日本は駄目だ、
とかヨーロッパに比べて成熟していないとか、言って終わる。
そうじゃない。 そういってみていられるのは、今、逼迫していない奴だ。


(つづく)

全文は、谷岡さんのミクシィで。
552という数字をよく知ろう

是非、ご一読ください!
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by ordinary_labor | 2008-08-29 12:09 | コメント

フツーの仕事がしたい 予告編



フツーの仕事がしたい 予告編
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by ordinary_labor | 2008-08-07 21:40 | 予告編