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フツーの仕事がしたい
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監督からのコメント
映画「フツーの仕事がしたい」監督の土屋トカチです。
2006年4月8日、私にとって「運命の人」となる皆倉信和さんに出会います。 皆倉さんの職業は、セメントを運ぶトラックの運転手です。 最長で月552時間も働いておられました。 その労働時間に、当初私は耳を疑いました。 一日あたり、いったい何時間働けばその数字になるのか、と。 私が働いている映像業界も、仕事時間はルーズだったりするのですが、 この数字は並外れていました。 そして彼は、かわいそうなくらい疲れきっていました。 年齢が私と同じと聞いて、ひどく驚いたのを覚えています。 肌が土色で、生気を感じられないという印象を受けました。 無事、映画が完成した今「撮影を続けれた原動力は?」と、 訊かれることが多くなりました。それはたぶん、皆倉さんの姿に 自分自身の姿を見てしまったからだと思います。 同い年ということもあるのですが、「これがフツーなんだ」と無茶苦茶な 労働時間も受け入れて、働いていた彼。 真面目で、会社にあまり文句も言わず、黙々と働いていた彼は、 かつての私でもありありました。 長い間、美徳であると信じられきたことが、 本当はちょっと違うのではないのか? 「過労死」という現象が生まれた背景は、もしかしてこれではないのか? と感じています。 現代日本人にとって鏡のような映画に、仕上げることができたと思います。 「フツーの仕事がしたい」は、あなたにとって、どのように映るでしょう。
by ordinary_labor
| 2007-12-15 05:53
| 作品紹介
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